坂畑をうなう~親父とせがれときどき嫁~(kazu)

春間近と思った矢先の雪には驚きましたが、雪どけの速さに春の訪れを感じます。眼前の南アルプスは残雪が神々しく輝いていますが、里の雪はすっかりなくなりました。

我が家でも下栗いもを少しずつ植え付け始めていますが、今年は、里に来て初めて、嫁さんも一緒に下栗いも作りをすることになりました。

里の急な坂畑では機械がほとんど使えません。鍬を使って土が下がらないように耕すことを「うなう」と言います。親父の代わりに鍬を持って畝をひくのが自分で、嫁さんがそこに均等に種いもを置いていくという分担にして作業を進めました。

嫁さんの初参加により、現場監督選任となった親父から「畝が曲がっとるぞ!」など、いつもの小言まじりの指導をされながら、うない続けていると、今度は嫁さんからも「今後は〇〇側に曲がっとるに!」…さらに「まぁ、kazuさん、そうりゃあ、お父さんとは経験が違うんだで、うまくいかんくて当たり前な!」と微妙な慰めの言葉に追い打ちをかけられながらも、嫁さんの初参加のせいか親父も少し嬉しそうで、賑やかないも作りになりました。

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この後、嫁さんが「うなってみたい」と鍬を持って挑みましたが、〝ひと畝”も引ききれずに鍬を返還することに…。畝を引くのはこせがれの役目と確定した瞬間でした。親父や里の長老たちような鍬づかいを習得するには、まだまだ時間がかかりそうですが、小言指導はすぐにでも受け継げそうな嫁さんと、里の畑をうない続けられるように頑張りたいと思いました。

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