里の耕開日誌(9/21 第3回エコ地元学講座)

箱舟しもぐり企画「第3回エコ地元学講座」を開催しました。今回はフィールド調査と座学の2部構成としてみました。まずは、6月に集落内に設置したロガーを回収するため、地区外から駆けつけてくれた応援者の皆で里の対岸側の集落跡「平畑」まで行き、対面の里を眺めながら、講師の上原三知先生と「なぜ里が向こうの斜面にできたか?」を考えてみます。

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次に里に戻り、大先輩達の話を聞いて歩きました。里の暮らしの知恵や、昔の道具(唐臼、100年モノの豆腐の型)、収穫時期となっている雑穀(アワ、タカキビ、コキビ、ヒエ)など、いろんな話をお聞きして、夜の座学での報告に備えます。(郷土食の名人Hさん宅で)

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夜の座学には里の大先輩達が予想以上に参加してくださいました。昼間の調査報告や上原先生の講演を行ったのですが、上原先生の提案で、大先輩の皆さんに「イメージマップ調査」(里と周辺の地形やそれを活かした土地利用に関する情報などを図面に書き込む手法)に協力していただく事もできました。

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未来に受け継ぐ貴重な情報を得る機会となった事は素晴らしい成果ですが、大先輩達がエコ地元学講座に参加してくださった事がなにより嬉しい事でした。正直、いつも以上に緊張もしましたが(笑)、先輩達のアドバイスや応援も風としながら、箱舟を進めていけると少し自信が持てた講座となりました。

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聞き取り調査に協力いただいたNさんご夫婦と応援者の皆さん。いつも応援してくださる方々に感謝×2です。(船長 kazu)